Populism : ポピュリズム

In politics, populism refers to a range of approaches which emphasize the role of “the people” and often juxtapose this group against “the elite”. There is no single definition of the term, which developed in the 19th century and has been used to mean various different things since that time. Few politicians or political groups describe themselves as “populists”, and in political discourse the term is often applied to others pejoratively. Within political science and other social sciences, various different definitions of populism have been used, although some scholars propose rejecting the term altogether.

A common framework for interpreting populism is known as the ideational approach: this defines populism as an ideology which posits “the people” as a morally good force against “the elite”, who are perceived as corrupt. Populists differ in how “the people” are defined, but it can be based along class, ethnic, or national lines. Populists typically present “the elite” as comprising the political, economic, cultural, and media establishment, all of which are depicted as a homogenous entity and accused of placing the interests of other groups—such as foreign countries or immigrants—above the interests of “the people”. According to this approach, populism is a thin-ideology which is combined with other, more substantial thick ideologies such as nationalism, liberalism, or socialism. Thus, populists can be found at different locations along the left-right political spectrum and can express very different opinions on issues like economic policy.

Other scholars active in the social sciences have defined the term populism in different ways. According to the popular agency definition used by some historians of United States history, populism refers to popular engagement of the population in political decision making. An approach associated with the scholar Ernesto Laclau presents populism as an emancipatory social force through which marginalized groups challenge dominant power structures. Some economists have used the term in reference to governments which engage in substantial public spending financed by foreign loans, resulting in hyperinflation and emergency measures. In popular discourse, the term has sometimes been used synonymously with demagogy, to describe politicians who present overly simplistic answers to complex questions in a highly emotional manner, or with opportunism, to characterize politicians who seeks to please voters without rational consideration as to the best course of action.

The term populism came into use in the late 19th century alongside the promotion of democracy. In the United States, it was closely associated with the People’s Party, while in the Russian Empire it was linked to the agrarian socialist Narodnik movement. During the 20th century, various parties emerged in liberal democracies that were described as populist. In the 21st century, the term became increasingly popular, used in reference largely to left-wing groups in the Latin American pink tide, right-wing groups in Europe, and both right and leftist groups in the US.

ポピュリズムとは、一般大衆の利益や権利、願望、不安や恐れを利用して、大衆の支持のもとに既存のエリート主義である体制側や知識人などと対決しようとする政治思想、または政治姿勢のことである。日本語では大衆主義人民主義などのほか、否定的な意味を込めて衆愚政治大衆迎合主義などとも訳されている。

また、同様の思想を持つ人物や集団をポピュリストと呼び、民衆派や大衆主義者、人民主義者、もしくは大衆迎合主義者などと訳されている。

歴史

「ポピュリズム」の用語は「ラテン語: populus(民衆)」に由来し、通常は「エリート主義」との対比で使用される。

古代ローマでは「populus」は「ローマ市民権を持つ者」の意味であったが、ポピュリスト達は「民衆派(大衆派)」とも呼ばれる事実上の党派となり、ティベリウス・グラックス、ガイウス・マリウス、ガイウス・ユリウス・カエサル、アウグストゥスなどは、元老院を回避するために民衆に直接訴えて市民集会で投票を呼びかけた。

19世紀にヨーロッパで発生したロマン主義は、従来の知識人中心の合理主義や知性主義に対抗し、大衆にナショナリズムやポピュリズムの影響を与えた。1850年から1880年のロシア帝国では、知識人(知的エリート)に対立する運動として現れた。

1860年代のロシアのナロードニキ(人民党、大衆党)は、小作農を主体とした革命を提唱した。

19世紀末のアメリカ合衆国では、人民党(通称ポピュリズム党)が既成の支配層である鉄道や銀行を攻撃し、政治思想としての「ポピュリズム」が広く知られるようになった。以後もアメリカでは、マッカーシズムや、2000年代のティーパーティー運動などがポピュリズムと呼ばれた。

1930年代のイタリアのファシズム運動、ドイツのナチズム、アルゼンチンのフアン・ペロン政権などは、既存のエリート層である大企業・外国資本・社会主義者・知識人などに強く反対し、大衆に対して雇用や労働条件向上を実現する変革を直接訴えたため、ポピュリズムと呼ばれる場合が多い。

アルゼンチン

アルゼンチンは財政や経済の仕組みなどを無視して、国民に受けがいいポピュリズム政策による短期的な成長とその後の長期的な経済破綻によって先進国から発展途上国へ転落した唯一の国である。戦後直後は先進国であったが、ペロン大統領が人気取りのために外資含めた企業国有化、過度な労働者や組合保護、一次産品主導型の経済、そして福祉へのバラマキで財政無視の放漫財政をした。このような国家の現実を無視した政策はすぐに破綻して、国家資産を使い果たして戦前からの先進国から転落した。ペロンの死後も財政無視の福祉の国家負担やペロンの残した労働組合の強さで投資のしづらい国となり企業の利益が減少し続けた。企業が儲からないため、国内の経済悪化による対外債務の急増で大規模な金融危機を起こしてデフォルトに陥っている。民主主義国家なために、今でも政治家が「人気取り」で多数派の票を集めるために歳入に合わない福祉維持を増加させて財政赤字と対外債務の膨張、悪性インフレを起こしているなど典型的なポピュリズムによる悪影響が出ている。

概念

ここ数世紀の学術的定義は大きく揺れ動いており、「人民」、デマゴーギー、「超党派的政策」へアピールする政策、もしくは新しいタイプの政党へのレッテルなど、しばしば広く一貫性の無い考えや政策に使われた。英米の政治家はしばしばポピュリズムを政敵を非難する言葉として使い、この様な使い方ではポピュリズムを単に民衆の為の立場の考えではなく人気取りの為の迎合的考えと見ている。にも関わらず近年新たに学者によってポピュリストの見分け方や比較分類の為の定義がまた作られている。Daniele AlbertazziとDuncan McDonnellはポピュリズムの定義を「均一的(人種・宗教などが共通の)良民を、エリート層と危険な『違う人々』を両者共に主権者たる人々から権利、価値観、繫栄、アイデンティティー、発言力を奪う(もしくは奪おうとする)ものと説き、エリート層と『違う人々』と対決させる」理念としている。

近年では、「複雑な政治的争点を単純化して、いたずらに民衆の人気取りに終始し、真の政治的解決を回避するもの」として、ポピュリズムを「大衆迎合(主義)」と訳したり、衆愚政治の意味で使用する例が増加している。村上弘によれば、個人的な人気を備えた政治家が政党組織などを経ずに直接大衆に訴えかけることや、単純化しすぎるスローガンを掲げることを指すとする。

民主主義は民意を基礎とするものの、民衆全体の利益を安易に想定することは少数者への抑圧などにつながる危険性もあるという意味では、衆愚政治に転じる危険性は存在するが、それは民主主義の本質であって、ポピュリズムそのものの問題ではない。民主制は人民主権を前提とするが、間接民主制を含めた既存の制度や支配層が十分に機能していない場合や、直面する危機に対応できない場合、腐敗や不正などで信用できないと大衆が考えた場合には、ポピュリズムへの直接支持が拡大しうる。その際にはポピュリストが大衆に直接訴える民会・出版・マスコミなどのメディアの存在が重要となる。

ノーラン・チャートによる定義では、個人的自由の拡大および経済的自由の拡大のどちらについても慎重ないし消極的な立場を採る政治理念をポピュリズムと位置づけ、権威主義や全体主義と同義としており、個人的自由の拡大および経済的自由の拡大のどちらについても積極的な立場を採るリバタリアニズム(自由至上主義)とは対極の概念としている。

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